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解釈のズレ

こんにちは、過食症専門カウンセリング healingroom Puff の井上です。

このブログでは、8年間摂食障害を患っていた私が寛解に至るまでの経験や治療的なプロセスを

お伝えしています



最近、夫とちょっとしたモメゴトがありました。。

原因は、我が家で飼っているインコのるぅの“子育て”に関することで、本当にたわいもないことです。。

るぅはヒナから育てており、我が家にやって来たときから、夫も私もるぅをまるで子どものように感じています

インコも人間や他の動物と同じように、成長に応じて習慣や餌などを変えていかなければならないことが色々あって、我が家ではそのために必要なほとんどを夫が担ってくれており、色々なことを調べたり考えたり決めてくれたりしています。

そしてそれは、るぅを飼う前に二人で話し合って決めた役割分担でもあります。

しかしながら、夫がるぅに四苦八苦しているその一方で、るぅと接したりそばにいて気配を感じ合える時間は私の方が長いので、どうしても私の方になついてしまう。。

たぶん夫は、それが虚しかったのです。。

いつも色々と工夫を凝らし、るぅのことを考えてときには嫌がられることもしているのに、その努力が報われていないような気がして悲しかったのです。。

それに、るぅが嫌がることは何もせず、すべて夫任せにしている私になついていることが悔しかったのです。。

確かに、私はインコの習性や飼い方などを未だによくわかっていません。。

調べても考えても決めてもいないのは、認めます。。

夫は、そんな私にるぅのことで何か夫のやり方を指摘されると、気分を害していたようなのです。。

ただ、私にも言い分はあります。

何でもかんでも夫任せにして知らん振りをしているつもりなんてありませんっ

正直、るぅのことまで抱えきれないという思いはありますし、そもそも、そのことも含めて決めた役割分担です。

ただ、そうは言っても私だってるぅはかわいいし、大切

守ってあげたい気持ちはちゃんとあります。

でも、夫の役割を越えてはいけないという思いがあったり、言われたとおりに合わせるのが自分なりの夫への配慮のつもりでした。。

ただそれが夫の心には、「無責任な私」として映ってしまっていたのです。。

でも、こうした解釈のズレはだれにでも起こりうること

大切なのは、お互いの解釈がずれていたことを認め合い、本当の気持ちや考えを伝え合うことです

私がこれまで取り組んできた対人関係療法は、お互いを認め合うことや、ズレを修正しあうことの大切さを教えてくれた治療法です




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スワンの涙

こんにちは、過食症専門カウンセリング healingroom Puff の井上です。

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白鳥もシンクロナイズドスイミングも、見た目はとても美しいのに、実は水面下で懸命に脚を動かしています。

アヒルもカモも、平然と泳いでいるように見えるけれど、やっぱり見えないところで力いっぱい水をかいています。

そんな様子を人のココロに置き換えると、
見えないところで実は必死に頑張っている。。
本当は大変なのに、なんでもなさそうに装っている。。
・・・・そんな感じでしょうか。。

私の日常にも、そんな“スワンの涙”な場面がいっぱいあります。。

大丈夫そうにしているけれど、本当はココロもカラダもすごく疲れていたり。。
実は必死に動いていることを、決して見せないようにしていたり。。
本当の胸の内は自分のココロの中だけに留めていたり。。

みなさんにもきっと、そんなふうについ無理してしまうときがあるのではないかと思います

摂食障害の人の心の中には、「言いたいけれど言えない」「やってみたいけれど出来ない」という気持ちが必ず潜んでいて、そんな“スワンの涙”な日常も大きく関わっています。

つまり、“スワンの涙”は、その蓄積が大きなストレスになってしまったり、やがて心の病気にまで発展させてしまう可能性を持っている、というわけです。

ただし、その「つい」や「少しの」無理がだんだん大きなストレスになったり心の病気になってしまうかどうかは、その人の考え方やその考えに対する感じ方次第。。

その「つい」や「少しの」無理やガマンを、「自分の意思で」していることだと位置づけられる人は、おそらく心の病気に発展することはないでしょう。。

なぜならそれが、「したくない無理やガマン」ではなく、「したい無理やガマン」だからです。

自分がそうしたい、あるいはそうしよう、と考えて、そのとおりにする自分を認め、受け入れられている、ということは、ココロの健康を保つ上で大切な「自尊心」が備わっているということ

でも、「本当はしたくないのに。。」と感じながらする無理やガマンは、自分の意に反している、自分の思うとおりに行動出来ていない、ということになり、結果的に大きなストレスを生んでしまいます

注目しなければならないのは、無理やガマンを見せないことが良いか悪いか、ということではなく、そうする自分をどう捉えるか、ということなのだと思います





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言えないコンプレックス

こんにちは、過食症専門カウンセリング healingroom Puff の井上です。

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先日、私が昔から知っている友人のちゃんが、あるコンプレックスを打ち明けてくれました。

カラダの一部に対して感じている、彼女の中での「絶対言えない秘密」です

ちゃんは実際にその部分を私に見せてくれ、これまで今のダンナ様以外の誰にも言ったことがない、ということも話してくれました。

みなさんにはコンプレックス、ありますか
ちゃんのように、これまでほとんど誰にも言えないほどの、自分の中での「絶対の秘密」。。

きっと、多少のコンプレックスは誰にでもあるんじゃないかと思うんです。。

もっとパッチリ目になりたいな。。
もっとお勉強が出来たらいいのに。。
もっと運動神経があればいいのに。。

自分の容姿や能力に、その人のココロの中で苦手意識や恥ずかしさを感じているというのはよくあることです。

でも、そのコンプレックスをココロのどこかで「個性」と捉えることが出来ている人は、誰にも言えない「絶対の秘密」にはならないんじゃないか。。という気がします

逆に、「みんなと違う恥ずかしいところ」とネガティヴな捉え方にしがみついてしまうと、「絶対の秘密」になってしまうのだと思います。。

ちゃんの話を聴いて、私は自分が過食嘔吐に明け暮れていた頃のことを思い出していました。

私の過食嘔吐もちゃんと同じように、誰にも言えない「絶対の秘密」でした

そして、その秘密のせいで自分自身のココロのすべてにカギをかけてしまっていたような気がします

過食嘔吐は「病気の症状」なのに、恥ずかしく思う必要なんてないはずなのに、どうしても自分の意思でしている恥ずかしいことのように思えて、絶対に誰にも言えませんでした。。

でも、「話す勇気」がココロを緩ませ、和ませ、温めます

自分の中では「絶対言えない」と思っている大きな大きな秘密でも、聴く側にとってはそれほど大きく感じることはまずありません。

それよりも、「辛かったね」と共感してくれたり、「話してくれてありがとう」と打ち明けた勇気を嬉しく感じてくれたりするものです

実際私自身も、ちゃんの勇気をそんなふうに感じました

でもそれは、自分がその立場にないから、あるいは今だから、言えることなのだとも思います。

話す勇気を持つことはもちろん大切なのですが、いつ持てるかどうかはその人のタイミング。。

焦る必要はありません




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“見えない仕事”

こんにちは、過食症専門カウンセリング healingroom Puff の井上です。

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このブログを読んで下さっている方の中に、主婦の方、あるいは自分以外の人のために家事をされている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。。。

そして、その方たちは家事に対して、あるいは家事をしている自分に対して、どんなことを感じていらっしゃるでしょうか。。。

私自身も主婦になって、家族のために家事をするようになってもう15年目なのですが、今さら、というか、未だに、というか、だれかのために家事をするって、やっぱり“見えない仕事”だなぁ。。と思うんです。。

だって、まるで魔法みたいに、いつも全部が元通りになっているのですから。。

汚れたものも、散らかったところも、使い切ったものも、いつもすべてが元通り。。

当たり前にご飯が出て来て、時にはおやつまで出て来て、いつもの場所に同じものが置いてあって。。

そして、一番悲しいのは、多くの人がそれを当たり前に感じているということです。。

『奥様は魔女』のサマンサみたいに、すべて魔法で出来たらカンタンなのに。。

こんな不満を漏らしていると、
「大変なのは主婦だけじゃないっ」とか、「嫌ならやらなければいいのに。。」とか言う声が聞こえてきそうです。。

確かにその通り。。
大変なのはみんな一緒。。
私だって、決して自分だけが大変だなんて思っているわけではないんです。。

ただ、家事という仕事には、時間や曜日の括りがありません。。

家族の衣食住のすべてを、自分のことを後回しにして優先させているのです。。

それなのに、それに見合った報酬を得られるわけでもなく、一定の成果や評価が得られるわけでもありません。。

報酬や評価を得る、というのは、自分のしたことが目に見える形で表れているということ。

それが「これだけ頑張った」という達成感や満足感につながり、摂食障害の回復に不可欠な「自尊心」を育んでいきます

家事にはそれがないから、文句も言わずに黙々やるのが難しいのです。。

私が摂食障害の最中にあったときも、家事は完璧にしていました。

そして、そんな自分の完璧主義なところに自分自身が苦しめられていました。。

私の過食症状はそれに比例するかのように酷くなっていましたし、夫にも理不尽な不満をぶつけていたと思います。。

でもそんなとき、夫は私にこんなことを言ってくれました。

「俺の給料は、ふたりで稼いだ給料だよ

私は今でも、家事に対する不満を感じてしまったり、心がいっぱいになってしまうことがあるのですが、そんな時は夫のその言葉を思い出すようにしています

そして、家事が“見えない仕事”で終わってしまわないように、私への報酬や評価として、
「お疲れさま」
「ありがとう」
「ごちそうさま」
も言ってもらっています

何気ないちょっとしたことなのですが、そんな日々の積み重ねは、やはり大切なのだと思います




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オタクになりたい

こんにちは、過食症専門カウンセリング healingroom Puff の井上です。

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オタクな人がうらやましい。。

私は病気が治りかけてきた頃から、そんなふうに思うようになりました。

だって、どこかオタクな部分を持っている人には、私にないもの、足りないもの、欲しいものが全部備わっているんです。。

まわりの反応を気にすることなく、自分だけの楽しみがあり、そんな自分に誇りを持ち、常に自分を確立させている。。

そのブレない姿勢が、自尊心や自己肯定感につながっているのだなぁ。。と感じるからです

それに比べて私は、いつもまわりの反応を気にしてしまうし、カッコつけてしまうし、自分だけが楽しめるような趣味は持ち合わせていません。。

でも、だからと言ってそんな自分を否定しているわけではないんです。。

正直、病気が治っていない頃は自己否定していました。。

「自分」を持っていないような気がして、“ブレブレのダメ人間”みたいに感じて。。

でも、まわりの反応を気にするのは私なりの“配慮”。。
相手のことが好きなら、ついカッコつけてしまうのは当たり前。。
誰かのために何かをするのが好きなのが私。。

今はそんなふうに感じて、どれも私の大切なパーソナリティーだと思っています

でも、ないものねだりで時々オタクな人がうらやましくなるんです。。

オタクな人の集中力や熱量が、この上ない自分の“逃げ道”や“守り”になっている気がして。。

とりあえず、ひとまず、嫌なことから全部離れて、何かに集中したりリフレッシュさせたり。。

そうやって自分の逃げ道を作り、自分の心をちゃんと守れたら、病気になんてならずに済むのだと思うんです。。

だから私も、そんなオタクの要素が備わったらもっとラクに生きられそうな気もして。。

でもそういうタイプになれるかどうかって、生まれ持った性格である程度決まってしまっているんでしょうか。。

向き・不向きがあるのでしょうか。。

いいえ、きっと私みたいな人だって、一度思い切って自分の壁を打ち破ることが出来れば、オタクな人になれるはず。。

まずは自分が本当に楽しめる趣味探しからはじめてみようかな。。





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Appendix

プロフィール

Puff

Author:Puff
山梨県中央市の自宅で過食症専門のカウンセリングをおこなっています。

私自身が摂食障害を8年間患っていたことをきっかけに、心の病気やその治療法、カウンセリングについて深く学ぶようになりました。

このブログでは、難しい専門知識だけに偏らず、自分自身が寛解するまでに経たプロセスなどを含めて、摂食障害を治すためのヒントを発信していければと思っています。


*摂食障害に関する個人的なご質問やご相談等はお受けしておりませんのでご了承下さい。

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